対北朝鮮で世界が緊迫する一方、韓国の国防がおかしなことになっている。韓国軍では、軍人による買春、集団リンチ、2日間でチョコパイ180個を食べさせる「食拷問」や水2リットルを一気飲みさせられるなどのイジメが横行し、風紀の乱れが尋常ではないという。在日韓国人ジャーナリストのコナー・カン氏が、いまも続く徴兵制と韓国軍の現実について報告する。
イジメが横行するような環境で、若い兵士の士気が上がるなど望むべくもない。相次いで発覚した不祥事で、国民の軍への信頼は地に堕ちている。
息子を送り出す家族、特に母親は兵役中の我が子のことに気が気でなく、軍も対処を迫られているようだ。現在、韓国の各部隊では所属する兵士の家族が部隊関係者といつでも電話で話すことができるという。軍内部と、軍人の家族が自由にコミュニケーションできる環境ができているのだ。そのせいで、家族からは「息子の写真を送ってほしい」「部隊での役割を変えてほしい」などの“請願”がひっきりなしだという。
韓国国内では、過保護な親とそれに対処せざるを得ない軍を「国防幼稚園になった」と揶揄する声もある。兵役前に有力者に金銭を渡し、“安全な部隊”への配属のために口利きを依頼する親も少なくない。かつては「男には軍隊経験が必要だ」とする風潮があったが、今や、徴兵制度そのものの必要性を疑問視する声も多い。同様に、職業軍人の質も低下しているとの指摘も。40代の元将校が語る。
「最近、韓国軍内部ではいわゆる“高学歴化”が進んでいる。深刻な就職難の影響で、あまり解雇されず給料も安定している職場として注目されたせいだ。部隊の設備など職場環境もひと昔前と比べればかなり良くなったこともある。2015年に日本の靖国神社で爆破騒ぎを起こした元職業軍人がいたが、彼は学歴のない非エリート。高学歴の将校たちに居場所を奪われた鬱憤を晴らすためにやったのではないかと思う」
一般の公務員感覚で「安定」を求めて軍に就職する職業軍人、嫌々ながら兵役に赴く若者たち韓国軍は、その内部から崩壊が始まっている。 NEWSポストセブンより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年6月24日土曜日
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