「Disclose.tv」の記事より
■おうし座流星群に含まれる小惑星が地球に衝突か!?
毎年秋に現れる「おうし座流星群」は、太陽を中心として3.3年の周期で公転するエンケ彗星が母彗星であると考えられている。10月中旬~11月下旬の長期にわたって観測され、数年に一度のペースで活動が活発になることで知られる。
先日、このおうし座流星群について、チェコ科学アカデミー天文学チームが国際天文学誌『アストロノミー&アストロフィジックス』にある論文を提出した。論文によると、2015年のおうし座流星群の接近に伴い発生した114の火球(彗星に伴った塵や小石が大気圏に突入し大気と衝突することでプラズマ化したガスが発光したもの)を分析したところ、直径200m~300m規模の小惑星が少なくとも2つは含まれる、エンケ彗星由来ではない流星体の流れの存在を示したとするのだ。
そしてこの流星体はエンケ彗星同様に太陽のまわりを公転し、数年に一度の割合での地球への衝突可能性をはらんでおり、該小惑星は構造的にはもろいものの、その巨大さゆえ、万が一の衝突による被害は局地的あるいは大陸規模の甚大なものになり得るとしている。
■近年は米国も危惧する小惑星衝突
「Mysterious Universe」の記事より
不気味なことに、今年米国政府は“National Near-Earth Object Preparedness Strategy(全米地球近傍天体準備戦略)”という文書でNEO(地球近傍天体)の衝突に対する対策を提言している。
また2016年にはNASAとFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)が共同で地球への小惑星衝突シミュレーションを発表した。小惑星衝突はもはや小説や映画の中の出来事ではなく、いよいよ私たちの生活を実際に脅かし得る現実的なリスクとして想定する時代に突入したのかもしれない。
もっとも、今回チェコ科学アカデミーが明らかにした現状は、決して地球が新しい局面を迎えたということではない。私たちが知らなかっただけで、実際は千年以上にわたって地球は常に同等のリスクにさらされていたのだ。だからむやみに慌てたり取り乱したりすることは適当でないのかもしれない。
しかし、リスクは確実に存在するのだ。一説では地球に衝突し得るポテンシャルを秘めた小惑星のうち、現在の私たちが把握しているのは全体の1%に過ぎないという。案外、私たちはある日なんの前触れもキャッチすることなく唐突に滅亡してしまうのかもしれない。 トカナより
太陽系の動きを私達人類が全てを把握しているという事ではないようである。まだ、宇宙の動きや小惑星などの動きも分かっていないという方が正解ではないかと思う。
小惑星が地球に衝突すれば、人類は滅亡すると言われている。過去には恐竜が小惑星の衝突により滅亡したと言われている。今年の秋口にはこのような事が起こらないように願うばかりである。
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