2017年3月13日月曜日

THAAD配備変更せず

【ワシントン=時事】米国防総省のデービス報道部長は10日の記者会見で、在韓米軍への最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備について、合意されており、引き続き取り組んでいくと述べ、韓国の大統領交代によって計画の変更はないとの見解を示しました。

韓国国防省は7日、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、THAADの配備計画の開始を表明しました。一方、朴槿恵氏の罷免を受けた韓国大統領選で最有力とみられる共に民主党ムン・ジョイン前代表ら一部候補は、中国が強く反対するTHAAD配備に後ろ向きと伝えられています。

デービス部長は、韓国政府とは引き続き、同盟に関するあらゆる事項を話し合うとしつつ、THAADが北朝鮮の脅威から守るために必要な能力だという立場に変りはないと強調しています。

中国外務省のコウ副報道官は10日の記者会見で、朴槿恵韓国大統領が罷免されたことについて、韓国の政局が安定するよう願っていると述べ、一方で、朴政権が米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備を決め、両国関係の発展に影響を与えたと指摘。韓国側が地域の平和と安定を重視し、配備を中止して、両国関係を正しい軌道に戻すため障害を排除してほしいと求めました。

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