2016年1月1日金曜日

米へ新幹線輸出

鉄道大国日本の高速列車である新幹線が、米国に初めて輸出される見通しだ。

共同通信は30日付で、米テキサス州のダラスとヒューストンとをつなぐ400キロの高速鉄道路線が、新幹線方式を採用することになったと報じた。高速鉄道事業を進めているテキサスセントラルパートナーズ(TCP)の関係者は、「新幹線技術を使うことを100%約束しており、2021年に営業を開始したい」と明らかにしたという。

テキサス高速鉄道が完成すれば、自動車で3時間以上かかっていた区間を、1時間半で行くことができる。 TCPは現在、100億〜120億ドル(約11兆7000億ウォン〜14兆ウォン)に上る工事費を工面しており、その一部は日本国際協力銀行(JBIC)からの融資を検討している。

この事業が予想通り行われれば、新幹線は今月だけで、インドに続き2度目の輸出に成功したことになる。 安倍晋三首相は今月中旬、インドを訪れ、ナレンドラ・モディ首相と首脳会談を開き、ムンバイ〜アーメダバード区間の505キロへの新幹線輸出を確定した経緯がある。工事費150億ドル(約17兆6000億ウォン)の80%ほどを借金で支援する条件だった。

新幹線は日本政府が力を入れるインフラ輸出の柱ともいえる。日本は1964年、世界で初めて高速鉄道を導入後、半世紀以上ノウハウを蓄積してきた。新幹線は、安定性や正確性の面で、ほかの国の高速鉄道より優れているという評価を受けている。

日本と中国は、海外高速鉄道の受注を巡って、しのぎを削ってきた。日本は9月、インドネシアのジャカルタ〜バンドンとをつなぐ150キロ区間の高速鉄道事業で、中国に予期せぬ一撃を食らった。当時、日本に傾けていた事業権が、最後に政府保証がないという条件を受け入れた中国の方に渡った。

当時、中国が示した建設単価は、日本の3分の1水準だった。当時、日本政府報道官は、「なかなか理解できず、大変残念だ」と抗議するなどした。 中国の習近平国家主席は9月、米訪問を機に中国と米国とが合弁で、ロサンゼルス〜ラスベガス区間(370キロ)に高速鉄道を建設することにした。中国はそのほか、タイやマレーシアなどで高速鉄道の輸出を進めている。
東亜日報より

米国に新幹線が走ることになった。米で新幹線の評価が認められれば、日本の新幹線が世界基準の高速鉄道になる可能性もある。

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