2016年1月24日日曜日

スペイン左派が連立呼びかけ

AFP通信は、12月の総選挙の結果、4党伯仲で新政権が発足出来ないスペインで、第3党になった新興政党の左派ポデモスは22日、第2党の中道左派、社会労働党に連立を呼びかけました。

両党の議席を合わせても下院(350議席)の半数に届きませんが、記者会見をしたポデモスのイグレシアス党首は(2議席の小党)統一左派の協力も得て変革政権を誕生させたいと、国王フェリペ6世に伝えたことを明らかにしました。あくまで中道右派、国民党のラホイ政権打倒を目指す考えを明らかにしました。

また、いままで政権を担っていた、ラホイ首相は自身が首班とする組閣を当面断念する考えを表明しました。国王フェリペ6世は、新たな候補を探すため各党と協議を続けます。

総選挙では、中道右派の与党・国民党が第1党を維持したものの、単独過半数を失いました。ラホイ首相は、第2党の中道左派。社会労働党や第4党の中道・シウタダノスに連立を呼びかけましたが、合意出来ませんでした。

首相は声明で、候補者の資格は維持するとも表明し、局面が変わらなければ再び首班を目指す考えです。

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