2016年1月31日日曜日

韓国4大財閥総崩れ

韓国の経済の大黒柱である4財閥の収益が大幅に減少している。中国などの新興国の景気減速が長期化するため、今年の業績も回復するには困難な状況だという。

サムスン電子が28日発表した15年通年の業績は、売り上げが前年比2.7%減。営業利益5.5%維持したが、最終利益は19%の減少で、主力のスマートフォンの競争激化で売り上げと利益を押し下げている。

直近の昨年10月~12月期は、ブルームバーグによると市場では、日本円で5300億円の最終利益を予想していたが、3200億円のと大きく下回り、前年同期比38.7%と大幅に減収益になっている。スマホの売り上げ不振と半導体部門まで減益である。

海外投資家は、サムスン売りが加速しており、外国人持ち株比率は50%を下回り、48%まで下がっている。サムスン株も3%近く急落している。

現代自の減益基調が止まらない、15年通年で営業利益は15.8%減、これで3年連続である。中国市場では景気の失速や競争激化で売り上げが落ち込んでいる。

半導体大手のSKハイニックスは、15年の売り上げは過去最高を記録したが、昨年10月~12月期は半導体の需要減により40.7%の営業益減となっている。

LG電子は15年通年で営業益が、34.8%と大幅な減益となっておりスマホの携帯電話事業は赤字が続いている。LGディスプレ、中国の液晶メーカーに押され昨年10月~12月期は90%の営業減益になっている。

鉄鋼大手のポスコは、初の通年最終赤字に転落しており、海外に投資した評価損を加え、技術盗用で新日鉄住金との訴訟で和解金300億円の支払いも業績を下押しした。パクリの代償が高くついたと言える。

韓国は輸出産業は中国企業の負けている、このままでは韓国輸出産業の危険性が高まる可能性がある。

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