2016年1月1日金曜日

障がい者の虐待増加

厚労省はこのほど、2014年度に市町村などが把握した障がい者への虐待件数が2276件(前年度比4件減)だったと調査結果を公表した。

家族など「養護者」からの虐待が全体の73%を占めました。被害を受けた人は2703人(同44人増)内死亡者は3人です。いずれも養護者による虐待が原因でした。虐待を発見した人に市町村への通報を義務づける障がい者虐待防止法に基づき実施しおり、今回が3回目。

加害者に見ると、養護者が1666件(同98件減)、福祉施設311件(同48件増)、雇用者ら職場関係者が296件(同46件増)。

厚労省は職場での虐待の増加について、日常的に虐待が起きていると周囲も慣れてしまいがちで、啓発活動を通じて意識が高まり、通報が増えたからだろうと分析しています。

障害種別では知的障がい者が最も多く、特に施設職員からの虐待を受けた人のうちの76%占めています。

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