2016年1月10日日曜日

杜撰な書類でユネスコ登録

中国がユネスコに登録した、南京大虐殺文書が登録された問題で、ユネスコに提出した書類は資料の一部と資料を保管する7カ所の公文書館名を記しただけの目録だけだったことが判明した。

申請資料として目録が提出されるのは通例であるが、多くは詳細な内容が記載されており、資料が棚の何段目まで記してあるのかを詳細に記しているが、中国の資料の杜撰が浮き彫りになった。

中国が提出した十数種類、保存した写真16枚や中国が大虐殺を書き留めた日記も含まれるという。これらの資料は中国側が一方的に虐殺の証拠として主張しているが、日本の学者は調査によって否定されている。

ユネスコの登録小委員会(RSC)で、南京大虐殺を担当し登録可と評価したのは、1人だけのベテラン委員だけで、昨年は88件の登録申請があり、一人の担当者が10件を担当したと見られている。担当委員の意見は尊重される。ユネスコ内部で相互に審査結果をチェック機能がないようである。

南京大虐殺はRSCで登録可の評価を受け上部機関、国際諮問委員会(IAC)に勧告され、最終的には賛成多数で登録が決まった。ここでIACの委員は目録さえ見ていない可能性があるという。

日本側は、遺産登録の審査はブラックボックスと指摘されており、申請から登録までの杜撰な過程は日本政府も把握しているという。ユネスコの遺産登録の制度改革を強く求めていくという。

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