イスラム協力機構(OIC)は21日、サウジのジッダで緊急の外相会議を開きました。イヤド・マダニ事務局長は、対立するサウジとイランの緊張緩和を求めました。
事務局長は両国の関係悪化が続けば、イスラムの政治全体に亀裂、宗派対立を深め、加盟国とその諸国民の運命を脅かす課題に、効果的に対応出来なくなると強い危惧を表明。我々は相互理解の信頼を回復しなくてはならないと訴えました。
両国が最近、関係を悪化させた発端は、サウジによるシーア派指導者の死刑執行でした。これに怒ったイラン人がテヘランのサウジ大使館やマシャド領事館を襲い、サウジがイランとの外交関係を絶ちました。
今回のOICの会議は、大使館襲撃問題の検討のためサウジが開催を求めてもので、サウジ国営通信によれば、会合の最終文書は外交使節の不可侵性を定めた国際法への違反としてこれを批判しました。
大使館襲撃についてはイランも最高指導者ハメネイ師が20日、悪い行為だ、イランの利益を損ねたと批判しています。
サウジのジュベイル外相は会議で改めてイランを非難。大使館襲撃はイランの攻撃的な政策と諸国の内政問題への干渉を続けている中で起きたことだと指摘しました。
会議に出席したイランのアラグチ外務次官は、事態の沈静化に会議が役割を果たすよう臨むが、特定の国々がそれを望まないと語りました。
イランのサリフ外相はこれに先立ち、スイスで開催中のタボス会議で、サウジはイランと協力すれば良き将来がある。サウジとの対話の道は開かれていると語っています。
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