韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、事実上の「テロ支援国家」になりかねない事態だ。平昌(ピョンチャン)冬季五輪に乗じて、北朝鮮の要求に応じた“制裁破り”を続けているのだ。安倍晋三首相は9日、文大統領と会談し、北朝鮮への警戒を呼びかけたが、文氏は南北対話に固執する姿勢を鮮明にした。北朝鮮は今後、「南北首脳会談の実現」をチラつかせ、文政権がさらなる対北支援を行う恐れもある。激怒した米国が、韓国への制裁に踏み切るとの見方も浮上している。
「南北対話が非核化をボヤかしたり、国際協力を揺るがしたりするというのは、杞憂(きゆう)に過ぎない」
文氏は9日、五輪開幕に先立ち、平昌のホテルで行われた日韓首脳会談で、安倍首相から、北朝鮮の「微笑外交」に注意すべきだと指摘され、こう言ってのけた。聯合ニュースが報じた。
さらに、文氏は「南北対話が非核化につながらなければならない。このような雰囲気を生かせるよう、日本も対話に加わってほしい」とも要請したという。
対話による「朝鮮半島の非核化」が実現すればいいが、北朝鮮はそう甘くはない。現に「核放棄拒否」の考えを行動で示している。
平壌(ピョンヤン)郊外で8日に強行した軍事パレードで、北朝鮮は新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星15」などを披露したのだ。
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は演説で、「米国とその追随勢力が、朝鮮半島の周辺で騒々しく振る舞っている現情勢の下、人民軍は高度の臨戦状態を維持し、戦いの準備にいっそう拍車をかけなければならない」と述べた。
つまり、「非核化」の意思など皆無といえる。
にもかかわらず、文政権は北朝鮮の言うまま、平昌五輪に参加した北朝鮮応援団などへの支援を決めようとしている。さらに、「例外措置」を口実にして“国際制裁破り”まで行った。
9日に訪韓した北朝鮮高官代表団の1人で、国連安保理制裁で「渡航禁止」対象となっている崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長を、対象から除外するよう、国連に要請したのは一例に過ぎない。
韓国は今後も対北支援に踏み切る恐れもあり、日米両国は警戒感を高めている。安倍首相に先駆け、マイク・ペンス米副大統領が8日、文氏との会談で、対北圧力継続の必要性を強調したのは、文政権への牽制(けんせい)にほかならない。五輪開会式前に行われたレセプションには北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長らが出席したが、ペンス氏は一切接触せず、食事もせずに会場をあとにした。
ペンス氏の厳しい態度は何を意味するのか。
米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授は「ペンス氏は7日の安倍首相との会談で、『今までまだ見たことのない、北朝鮮に対する、さらに厳しい制裁を近く発表する』と断言した。1つは、中国の銀行に対する2次的制裁が考えられる。韓国がさまざまな形で北朝鮮にカネを送るようなことになれば、韓国の銀行などを制裁対象にするだろう」と語る。
北朝鮮が、韓国に狡猾なエサをぶら下げる危険もある。
北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や金正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(ヨジョン)党中央委員会第1副部長らは10日、ソウルの韓国大統領府で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談。韓国大統領府によると、この日の首脳級会談で北朝鮮側は金正恩氏の親書を手渡し、文氏の早期訪朝を要請。南北首脳会談を呼びかけた。
前出の島田氏は「南北首脳会談への道筋が出てきたことを理由に、文氏が『(延期となっている)米韓合同軍事演習をさらに先送りしてほしい』と、米国に申し入れるかもしれない。これは、北朝鮮の『核・ミサイル開発』の時間稼ぎに利用されかねない。激怒した米国内で『キャンセル料を韓国に払わせろ!』という議論が出てきてもおかしくない。これも制裁の一種といえるだろう」と指摘した。
韓国は、米国から見放されかねない。夕刊フジより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年2月11日日曜日
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