2018年2月23日金曜日

北朝鮮団体「米国と日本のヒステリックな戦争狂気」

北朝鮮の対韓国宣伝団体である朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)のスポークスマンは22日、日本と米国を非難する談話を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
 日米両国は16日から「共同統合防空・ミサイル防衛訓練」を行っている。23日まで行われる予定だ。訓練では、弾道ミサイルへの対処や防空戦闘に関するシミュレーション訓練を実施し、日米共同対処能力などの維持・向上を図ることが目的だ。
談話は訓練に対して、「北南関係の改善と朝鮮半島の平和雰囲気を壊そうとする横暴非道なごろつき行為、戦争の導火線に火をつけるための危険極まりない軍事的挑発」と指摘した。
また、「自分らの覇権的野望を追求してみようとする凶悪なごろつき国家がまさにアメリカ帝国であり、米国宗主の力を借りて軍国主義復活と『大東亜共栄圏』の昔の妄想を実現しようと画策するずる賢い群れがほかならぬ、島国一族である」と日米を非難した。
さらに、「米国と日本の無謀なヒステリックな戦争狂気はわが民族の和解と団結を阻み、朝鮮半島の平和を破壊する張本人が誰なのかを再び全世界に暴露している」と述べた。

その上で、「刃物を振りかざして乱暴を振るおうとする白昼強盗の群れをそのままに置くわれわれではない」とし、「東方の核強国、世界的な戦略国家に急浮上したわれわれにあえて手出ししようとしては、自分らの安保と生存を危うくするだけだということを銘記し、軽挙妄動してはならない」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

平和擁護委の代弁人 米国と日本反動層の戦争狂乱は平和の破壊者としての醜悪な正体をさらけ出すだけだ
【平壌2月22日発朝鮮中央通信】朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)のスポークスマンは米日の好戦狂らが去る16日からわれわれの弾道ロケットと戦闘機などの「脅威」に備えるという口実の下で「総合防空・ミサイル防御訓練」なるものを行っていることで22日、談話を発表した。

談話によると、23日まで強行するこの軍事演習では米国と日本の対空網を連結してわれわれの弾道ロケットと戦闘機を共同で探知、追跡、迎撃するシステムを点検するとともに、日本の航空「自衛隊」所属「パトリオット」ミサイル部隊の迎撃訓練と戦闘機のスクランブル訓練が同時に実施されている。

特に、今回の訓練には昨年のように日本の海上「自衛隊」と米海軍部隊だけが参加したのではなく、日本の航空「自衛隊」と米海兵隊、米空軍部隊まで投入されてその規模が前例なく大幅に拡大されたことによってその好戦性と危険性をいっそう倍加している。

談話は、これをせっかくもたらされた北南関係の改善と朝鮮半島の平和雰囲気を壊そうとする横暴非道なごろつき行為、戦争の導火線に火をつけるための危険極まりない軍事的挑発とらく印を押し、次のように強調した。
アジア太平洋地域で「同盟国保護」という見せかけの下で軍事的優位を維持し、自分らの覇権的野望を追求してみようとする凶悪なごろつき国家がまさにアメリカ帝国であり、米国宗主の力を借りて軍国主義復活と「大東亜共栄圏」の昔の妄想を実現しようと画策するずる賢い群れがほかならぬ、島国一族である。

米国と日本の無謀なヒステリックな戦争狂気はわが民族の和解と団結を阻み、朝鮮半島の平和を破壊する張本人が誰なのかを再び全世界に暴露している。

刃物を振りかざして乱暴を振るおうとする白昼強盗の群れをそのままに置くわれわれではない。
米国と日本の反動層は明き盲のように変わった世を直視できず、東方の核強国、世界的な戦略国家に急浮上したわれわれにあえて手出ししようとしては、自分らの安保と生存を危うくするだけだということを銘記し、軽挙妄動してはならない。
イリーNKジャパンより


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