2018年2月25日日曜日

訪日外客数を「人口比」で見たら驚愕

2018年の春節(旧正月)の時期も多くの中国人が海外旅行へ出かけ、日本は人気の旅行先の1つだった。ここ最近では海外旅行へ行く中国人が急増しているが、世界で人口が最も多い中国では、割合からするとごく一部の人だけが海外へ行っているようだ。

中国メディアの今日頭条は22日、訪日中国人を人口比から分析する記事を掲載した。日本政府観光局によると、2017年の訪日外国人数は前年比19.3%増の2869万人で、統計開始の1964年以来最多を記録したが、訪日外国人の主な国籍は中国や韓国だったという。

具体的に国や地域を見てみると、中国人が最も多く736万人、次いで韓国の714万人、台湾の456万人、香港の223万人と続いた。しかし、韓国は2位であるものの、人口比ではずっと高い割合になると記事は分析。5000万人あまりの人口の韓国から、714万人が訪日したということは、「100人当たり14ー15人」が日本を訪れたと、その割合の大きさを伝えた。

同様に、3位の台湾は2300万人の人口のうち456万人が訪日しており「100人当たり19人」、香港に至っては730万人強の人口に対して223万人であり「100人当たり31人」にもなる。筆者はこの「恐ろしい数字」に驚き、何度も数字を見直してしまったほどだとしている。

一方の中国はどうだろうか。中国の最新の人口調査をもとに、13億8300万人で計算すると、日本に行った中国人はわずか0.53%という数字になると記事は指摘。つまり100人に1人もいないということになる。

しかし記事は、別の観点からいえば、日本の観光業にとってはチャンスだと分析。訪日旅行市場は「発展の余地が大きい」ということだと論じた。また、中国人はほかの国・地域からの客から比べると消費金額がずっと多く、日本にとって中国は依然として重要な観光客ということができるだろう。

割合からすると訪日中国人はまだまだ少ないとはいえ、リピーターは多いと言われている。増加し続ける中間所得層の中国人も、続々と海外旅行へ出かけるようになっているようだが、リピーターの多い日本は中国にとって魅力的な観光地ということであり、今後も訪日中国人は増え続けるに違いない。サーチナより

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