2018年2月24日土曜日

北朝鮮制裁効果なければ「第2段階は手荒な内容」

トランプ米大統領は23日、ホワイトハウスでオーストラリアのターンブル首相と会談後、共同記者会見し、核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮への対応について、「制裁に効果がなければ第2段階に移行せざるを得ない」と述べ、「第2段階は手荒な内容になる」と警告した。
 
トランプ氏は「第2段階」の詳細について明言しなかったが、「(実行されれば)世界にとって非常に不幸な事態となる。制裁が効果を上げることを望む」と語り、軍事行動を含む全ての選択肢を排除しない立場を改めて強調した。

トランプ氏はまた、「北朝鮮はならず者国家だ。(核放棄に向けた)合意ができれば最高だが、できなければ何かが起きることになる。今に分かる」と述べ、北朝鮮に改めて核放棄を迫った。

一方、ムニューシン財務長官は23日、ホワイトハウスで記者会見し、トランプ政権が発表した「過去最大規模」の対北朝鮮独自制裁の対象に指定した船舶28隻は、北朝鮮による国連安全保障理事会の制裁逃れに関与している事実上全ての船が含まれていると明らかにした。

財務省によると、制裁対象28隻のうち19隻が北朝鮮船籍。その多くは油槽船で、うち1隻は昨年11月、洋上でロシア船から石油燃料約1200トンを受け渡された。また、北朝鮮船籍でない9隻は、北朝鮮で産出された石炭の輸出に使われたり、洋上で物資を積み替える「瀬取り」で石油製品の北朝鮮船舶への移転に使用されたりした。

財務省は北朝鮮による石炭輸出の狙いについて「大量破壊兵器やミサイル開発計画の資金獲得のため」と分析。石炭運搬で制裁対象となった船舶は、一度に約550万ドル(約5億8千万円)相当を上回る石炭を運ぶことができると指摘した。

ムニューシン氏は記者会見で、これまでに実施された北朝鮮制裁は北朝鮮の核・ミサイル開発に「重大な打撃を与え始めている」と述べ、今後も経済制裁に全力を挙げていく方針を表明した。産経ニュースより

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