2018年2月25日日曜日

北朝鮮、与正氏への米副大統領発言に強く反発

アメリカのペンス副大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の妹、与正(ヨジョン)党第一副部長を「地球上で最も非道で抑圧的な政権の大黒柱だ」と非難したことについて、北朝鮮は「特大型挑発行為の極地だ」と強く反発し、「今後100年、200年が過ぎても対座しないだろう」と表明しました。
 
アメリカのペンス副大統領は22日、保守派の集会で金与正党第一副部長を「地球上で最も非道で抑圧的な政権の大黒柱だ」と非難しました。

「金正恩の妹は地球上で最も非道で抑圧的な政権の大黒柱であり、2500万人の国民を残忍に扱い、支配下に置き、飢えさせ、投獄している悪の一族だ」(アメリカ ペンス副大統領)

この発言を受け、北朝鮮の朝鮮中央放送は、朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官の24日付けの声明を25日朝、発表しました。声明で報道官は「ペンスの悪態は我が方を『悪の枢軸』だと中傷したブッシュ(元米大統領)の面目さえも失わせる特大型挑発行為の極地にほかならない」と、ペンス副大統領を名指しで強く非難。「我が方はいかなる場合も、アメリカに対話を物乞いしないであろうし、今後100年、200年が過ぎても絶対に対座しないであろう」と表明し、対話を断固拒否する考えを強調しました。

米朝対話をめぐっては、平昌(ピョンチャン)オリンピックの開会式の機会に、ペンス氏と金与正氏が秘密裏に会談することで合意していたものの、北朝鮮側が中止を申し入れ、実現しなかったことが明らかになっています。

また、25日は、閉会式に出席するため北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)党中央委員会副委員長が韓国入りし、アメリカ・トランプ大統領の長女・イヴァンカ補佐官との接触するかどうかが焦点となっていますが、アメリカ政府高官は、この可能性を否定しています。TBS NEWS より

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