2018年2月27日火曜日

集団を優先する日本人の「軍事的素質は高い」

日本を訪れる中国人観光客が増加し続けている事実を見ると、中国人が日本に対して持つイメージは変化しているようにも感じられる。しかし、中国人から見ると日本人は個人よりも集団を優先する「軍事的素質」が高い国民性と映るようで、中国メディアの捜狐はこのほど、「なぜ日本人の軍事的素質はこれだけ高いのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

中国と日本の間に存在する歴史的な背景から、中国人にとって日本は「絶えず侵略と戦争を繰り広げる国」として映っているようだ。小さな島国に過ぎないのにアジア諸国だけでなく、最後は米国にまで戦いを挑んだことを挙げ、これは日本人の軍事的素質が高いがゆえであると論じた。

さらに、戦時中の日本で行われていた教育について触れ、「軍国主義にあった日本の多くの学校は軍の管理下に置かれ、主要な学習が軍事訓練であったため、10歳ですでに戦地へ送りこめるように訓練がされていた」とした。また、民衆にも軍によるプロパガンダも国全体を軍事的なものとしていったと分析した。

中国では今でも「抗日ドラマ」は人気が高く、軍服を着た日本人の姿をテレビで頻繁に目にする。それゆえに中国人のなかには現代の日本人も「軍国主義、および、軍事的素質が高いのではないか」というイメージを持つ人も少なくないようだ。日本では軍国主義時代の日本軍を題材にしたドラマや映画を目にする頻度は少なく、自分たちが「軍事的素質が高い」と感じることはまずないであろう。

記事は、「もし日本が米国によって制圧されていなければ、日本の軍国主義はどこまで突き進んでいたのだろうか」と警戒心を示しているが、中国ではこのような記事や報道が今も数多く見受けられるのが現実だ。歴史を塗りかえることはできないが、実際に日本を訪れる中国人によって現在の日本の姿が中国に正しく伝わっていくことを期待したい。

サーチナより

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