2018年2月25日日曜日

日本は一度訪れると何度も訪れたくなる国

日本と中国の経済的な結びつきが強まるにつれ、中国企業から派遣されて日本支社で働く中国人も増えている。こうした中国人の目には日本経済や日本社会、さらには日本での暮らしはどのようなものに映っているのだろうか。中国メディアの今日頭条は22日、日本で働く中国人の見解を紹介する記事を掲載した。

記事は、日本を訪れる中国人旅行客が年々増加していることからも分かるとおり、「日本は一度訪れると何度も訪れたくなる国」であり、日本で働き、暮らす中国人から見ても、「日本には学ぶべき点が数多く存在する国」であるのも事実だと指摘。たとえば、日本は大気汚染がなく、物価が安いうえにサービスは一流で、人びとの衛生習慣や秩序も良好であり、こうした点で中国は日本に圧倒的に劣っていると指摘した。

一方で、旅行客として訪れただけではなかなか分からない点もあるとし、たとえば日本人の中国製品に対する見方を紹介。中国では「国産品は安く、輸入品は高い」というのが一般的だが、日本は真逆であり、日本人は国産品を信頼し、輸入品の方が相対的に安いと指摘、特に日本人は「中国製や中国産の食品を信用していない」と紹介したうえで、これは2007年に発生した毒ギョーザ事件が大きな影響を及ぼしたと紹介した。

続けて、中国に比べて日本では給与水準に対して自動車も服飾も電子機器も「非常に安い」と指摘する一方、理髪料やタクシー料金のように人が直接的に提供するサービスの価格は日本の方が高いと指摘。中国人の所得水準に比べると日本人の所得は多いと言えるが、税金や社会保険料などの負担により、暮らしに大きな余裕のある日本人は多くはないようだと伝えた。

続けて、日本では少子高齢化が深刻化しているが、子どもを産み、育てる環境は中国に比べれば圧倒的に整備されていると指摘。ただ、中国では祖父母が子どもの面倒を見てくれるが、日本では祖父母が子育てに参加するケースが少ないため、幼稚園や保育所に子を預けられずに困っている日本人夫婦は多いと指摘した。

そのほかにも、教育レベルの低下や技術力の低下などが指摘されており、「若い日本人にとっては希望を持ちにくい国」となっているのも事実だと指摘。旅行で訪れるだけならば日本の良い点が数多く見えてくるが、実際に日本で暮らしてみると日本が数多くの問題に直面していることも分かってくると伝えている。サーチナより

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