2018年2月28日水曜日

金正日・正恩親子が偽造旅券 ロイター報道

ロイター通信は2月27日、北朝鮮の金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長と父の金正日(ジョンイル)総書記が1990年代、西洋諸国の入国ビザの取得目的で、偽名でブラジルの旅券を取得していたと報じた。ブラジルや日本、香港への旅行にも使用された可能性があるとしている。
 
消息筋が入手し、ロイターが公開した旅券のコピーは、ブラジルの在チェコ大使館で96年2月26日に発給されたと記録。出生地はともにブラジル・サンパウロで、正恩氏、正日氏の氏名はそれぞれ「Josef Pwag」「Ijong Tchoi」となっている。

当時、北朝鮮国内は大規模な飢饉(ききん)に伴う経済危機のまっただ中で、党機関紙「労働新聞」が同年の新年共同社説で「苦難の行軍」のスローガンを掲げた時期に重なる。正恩氏は10代前半だったとみられる。

正恩氏をめぐっては、兄の正哲(ジョンチョル)氏とみられる男性らとともに91年前後、日本に極秘入国し、東京ディズニーランドなどを訪問したことがすでに判明。正恩氏の異母兄で、昨年2月に暗殺された金正男(ジョンナム)氏も2001年、成田空港で偽造旅券の使用が発覚し、国外退去処分になった。産経ニュースより

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