2014年3月11日、米韓合同軍事演習に反発、「在日米軍攻撃の訓練用」として弾道ミサイルを発射した北朝鮮。次は米本土を射程に入れる大陸間弾道弾(ICBM)発射の機会をうかがっているとみられる。相変わらずの「瀬戸際外交」だが、今回の相手は「予測不能」のトランプ政権。危険な賭けでもある。
聯合ニュースによると、北朝鮮の朝鮮中央通信は6日に発射した弾道ミサイル4発について、「今回の弾道ロケット発射訓練は(朝鮮人民軍)戦略軍火星砲兵部隊の核戦闘部の取り扱い秩序と迅速な作戦遂行能力を判定するために進行された」と伝えた。戦略軍火星砲兵部隊は「有事の際に日本駐屯の米帝侵略軍基地を打撃する任務を担っている」とした。
北朝鮮がミサイル発射直後に在日米軍が「標的」と明言したのは初めて。ミサイルの弾頭部分を意味する「核戦闘部」の取り扱いに言及したのは、発射した弾道ミサイルに核弾頭の搭載が可能なことを誇示したものとみられる。
韓国軍合同参謀本部によると、発射されたのは「スカッド」改良型で射程距離が約1000キロの「スカッドER」。北朝鮮北西部の平安北道・東倉里付近から日本海に向けて4発がほぼ同時に発射され、最高高度は約260キロで約1000キロ飛行した後、4発中3発は日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。東倉里付近から発射すれば、は朝鮮半島有事の際、重要な役割を担う米軍岩国基地(山口県岩国市)などが射程内に入る。
今月1日から始まった米韓合同軍事演習「フォールイーグル」について、北朝鮮は「演習が強行された以上、わが軍は超強硬な対応措置で立ち向かう」と反発。その上で、「演習が中止されないかぎり、核武力を中心とする自衛的国防力と先制攻撃能力を強化し続ける。これは決してそら言ではない」として、核・ミサイル開発をさらに推し進める姿勢を強調している。
北朝鮮によるミサイル発射は今回にとどまらないとみられ、米本土まで届くICBMの発射実験に踏み切る可能性もある。金委員長は今年1月1日の「新年の辞」で、「ICBM発射準備が最終段階に達した」と表明しており、慎重にタイミングを計っているとされる。
6日の発射を受け、安倍晋三首相は7日、米国のトランプ大統領と電話会談。両首脳は北朝鮮の脅威が新たな段階に入ったことを確認した。トランプ政権はオバマ政権の北朝鮮が核・ミサイル開発を中止するまで交渉に応じないという「戦略的忍耐」は失敗と判断、北朝鮮政策の見直しに着手している。
米国のヘイリー国連大使は「全ての選択肢がテーブルの上にある」と明言。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルもトランプ政権内部の対北朝鮮戦略の見直し作業に詳しい関係者の話として「北朝鮮による核兵器の脅威に対応するため、武力行使や政権転覆などの選択肢を検討している」と報じている。 レコードチャイナより
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