2017年3月12日日曜日

金正男氏の息子、米国入りの情報 トランプ政権、北の新リーダーに擁立か

マレーシアで殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の息子、漢率(ハンソル)氏の消息について、「米国入りした」という情報が浮上した。ドナルド・トランプ米政権は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の転覆も排除せず、対北朝鮮政策の見直しを進めている。ハンソル氏の米国入りが事実なら、政権崩壊後の新リーダーとして擁立する可能性も考えられる。

注目のニュースは、韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍(チェ・ソンヨン)代表が9日、米国の消息筋の話として明らかにした。居住先とされるマカオから、インドネシアを経由して米国へ向かったという。

ハンソル氏を名乗る男性がネット上に公開した動画では、「現在、母と妹と一緒にいる」と話しており、ともに米国入りした可能性がある。

動画をウェブサイトで公開した団体「千里馬民防衛」(チェオリマ・シビル・ディフェンス)は声明で、オランダのほか中国と米国、匿名を希望する国の4政府から支援を受けたと説明。特にソウルに駐在し、駐北朝鮮大使を兼任するオランダのエンブレフツ駐韓国大使の実名を挙げ謝意を示していた。エンブレフツ氏は9日、ソウルで一部のメディアの取材に「この件については何も話せない」と述べた。

ほかにも、ハンソル氏の米国入りを示唆する情報がある。

韓国紙の中央日報(電子版)は9日、千里馬民防衛のウェブサイトが米サンフランシスコのIPアドレス(インターネット上の住所)を使っていると伝えた。

ただ、サイトがオーストラリアや東アジアを拠点とする複数のネット関連業者を利用しているとして、同紙は「安全確保に格別の神経を使っており、千里馬民防衛の根拠地が米国である可能性は低い」と指摘した。

ハンソル氏について一部メディアは「台湾入りした」と報じたが、出入境を管理する台湾・移民署の何栄村署長は9日、立法院(国会)で「台湾への入境はない」と否定した。航空機の乗り継ぎで訪れた可能性は「分からない」と述べた。 夕刊フジより

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