2017年3月3日金曜日

両陛下 ベトナムでドクさんや杉良太郎さんと懇談

ベトナムを訪問している天皇皇后両陛下は、2日夜、ベトナム戦争の枯葉剤の影響と見られる障害で下半身がつながって生まれた、双子の「ベトちゃん、ドクちゃん」の弟のドクさんや、ベトナムで慈善活動を続けている、歌手で俳優の杉良太郎さんらと懇談されました。
両陛下は2日夜、宿泊先のホテルで、日本にゆかりのあるベトナムの人たちや、現地で支援活動をしている日本人ら、およそ90人と懇談されました。

このうち、ベトナム戦争の枯葉剤の影響と見られる障害で、双子の兄のベトさんと下半身がつながって生まれたドクさんも、妻のトゥエンさんとともに出席しました。
ドクさんは日本の支援で29年前に分離手術を受け、現在は手術を受けた病院で働いていて、天皇陛下から「ベトさんが亡くなったことは残念ですが、こうして元気にされていることをうれしく思います」などと声をかけられました。

ドクさんは、8年前に生まれた双子の子どもに、日本の富士山と桜にちなんだ名前をつけたということで、両陛下に子どもの写真を見せていました。
ドクさんは「両陛下にお会いできて、とてもうれしく、光栄でした」と話していました。

また、両陛下は、ベトナムで長年にわたって慈善活動を続けてきた、歌手で俳優の杉良太郎さんとも懇談されました。

杉さんは、ベトナムの孤児院や障害者施設を慰問したり、保護者のいないベトナムの子どもたちを養子に迎え入れたりするなど、30年近くにわたってベトナムで慈善活動を続けてきました。
両国の外交関係樹立から35年を迎えた平成20年からは、外務省からの委嘱で「日ベトナム特別大使」として、映画祭や音楽祭など両国で開催されたさまざまな文化交流事業にも関わっています。
平成21年に皇太子さまがベトナムを公式訪問された際には、杉さんが長年支援を続けてきた目の不自由な子どもたちのための学校で案内役を務めていました。

杉さんは、音楽プロデューサーの小室哲哉さんとともに交流を続けてきた、目の不自由なベトナムの子どもたちなどを、両陛下に紹介したということです。
杉さんは「日ベトナム特別大使」も務めていて、「両陛下の訪問がベトナムと日本の関係発展の大きな起爆剤になると思います」と話していました。 NHKニュースより

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