2016年6月24日金曜日

英国のEU離脱の影響は深刻

英国の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が多数を占めた結果が深刻な影響を経済活動に与えています。

民間信用調査会社の帝国データバンクの調査によると、英国進出の日本企業は1380社にのぼります。業種別で最も多かったのは、製造業の558社で、金融・保険業は159社です。金融業をはじめとする産業的優位性を見込んで進出した企業や、欧州進出への足がかりとしている企業もみられます。

今後、EU諸国との輸出入関税の見直しの他、低コストでEU域内に自由な金融サービスを提供できるパスポート制度の枠組みからイギリスが外れる事が予想され、同国に拠点を置く金融機関はその権利を失う可能性があります。

帝国データバンクは、ほかのEU加盟国への拠点移転や資本の引揚げ、欧州撤退を含めた対応を迫られる恐れがある、と指摘しています。

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