2016年6月24日金曜日

平和の願い、蝉とともに叫ぼう

沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩は次の通り。

平和ぬ世界どぅ大切 仲間 里咲さん

「ミーンミーン」今年も蝉が鳴く季節が来た、夏の蝉の鳴き声は、戦没者たちの魂のように、悲しみを訴えるているということを、耳にしたような気がする。

戦争で帰らぬ人となった人の魂が、蝉にやどりついているのだろうか、「ミーンミーン」今年も泣き続けるだろう。

「おじぃどうしたの?」左腕をおさえる祖父に問う、祖父の視線を追う私、テレビでは、戦争の映像が流れている、しばらくの沈黙の後、祖父の重たい口が開いた、おじぃは海軍にいたんだよ、驚く私をよそに、「空からの弾が左腕にあたってしまったんだよ。

ひとりごとにのようにつぶやく祖父の姿を、今でも覚えている。戦争のことを思い出すと痛むらしい、ズキンズキンと、祖父の心の中では、戦争がまだ続いているのか。

今は亡き祖父、この蝉の鳴き声を、空のかなたで聞いているのか、死者の魂のように思っているいるのだろうか、しかし私は思う、戦没者の悲しみを鳴き叫ぶ蝉の声ではないと、平和の願いを鳴き続けている蝉の声だと。

大きな空に向かって飛び、平和の素晴らしさ尊さを、私達に知らせているのだと。

人は空に手をのばし、希望を込めて平和の願いを蝉とともに叫ぼう、「ミーンミーン」「平和ぬ世界どぅ大切」 

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