沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩は次の通り。
平和ぬ世界どぅ大切 仲間 里咲さん
「ミーンミーン」今年も蝉が鳴く季節が来た、夏の蝉の鳴き声は、戦没者たちの魂のように、悲しみを訴えるているということを、耳にしたような気がする。
戦争で帰らぬ人となった人の魂が、蝉にやどりついているのだろうか、「ミーンミーン」今年も泣き続けるだろう。
「おじぃどうしたの?」左腕をおさえる祖父に問う、祖父の視線を追う私、テレビでは、戦争の映像が流れている、しばらくの沈黙の後、祖父の重たい口が開いた、おじぃは海軍にいたんだよ、驚く私をよそに、「空からの弾が左腕にあたってしまったんだよ。
ひとりごとにのようにつぶやく祖父の姿を、今でも覚えている。戦争のことを思い出すと痛むらしい、ズキンズキンと、祖父の心の中では、戦争がまだ続いているのか。
今は亡き祖父、この蝉の鳴き声を、空のかなたで聞いているのか、死者の魂のように思っているいるのだろうか、しかし私は思う、戦没者の悲しみを鳴き叫ぶ蝉の声ではないと、平和の願いを鳴き続けている蝉の声だと。
大きな空に向かって飛び、平和の素晴らしさ尊さを、私達に知らせているのだと。
人は空に手をのばし、希望を込めて平和の願いを蝉とともに叫ぼう、「ミーンミーン」「平和ぬ世界どぅ大切」
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年6月24日金曜日
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