今、ブラジルは3つの危機に見舞われています。
一つは「ジカ熱・豚インフルエンザ」であり、もう一つは景気の悪化による治安悪化、そして3つ目は財政難ですが、17日、オリンピック開催元の自治体である【リオデジャネイロ州】が、財政難を理由に緊急事態を宣言しているのです。
リオ州は190億レアル(円換算で5700億円)もの財政赤字を抱えており、このままいけば「オリンピックを開催する義務を果たせない」としているのです。
この「財政危機宣言」はブラジル政府から補助金を引き出すための「ジェスチャー」とも言われていますが、大統領弾劾や汚職問題等で事実上機能が麻痺しているブラジル政府であり、このまま何も対策が打ち出されない事態になる恐れもあり、その場合、地元州政府はどう対応をするのかとなります。
地元とすれば財政破産の危機にあるとして、警官の解雇等を発表したり警備を止めたりすることもあり得、そうなればただでさえ治安が悪化しているブラジルですが、外国人を対象にした事件が続発することもあり得ますし、選手に危害が加えられる事態も想定されます。
ヨーロッパの外交筋の話としては、いまだにリオオリンピックに選手団と役員をブラジルに送り込むべきかどうか判断しかねている国があるとも言われており、とんでもない事件等が起こればそれを理由に派遣を止めるという国もあるとされているようです。
あとリオオリンピック開催まで2ケ月もない今、ブラジルはどうなるでしょうか?
国債が事実上デフォルトに格下げされ通貨が暴落し、国中が大混乱するリスクが日々高まってきています。 GLOBAL EYEより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年6月19日日曜日
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