中国国営中央TVであるCCTVは、とんでもない報道を行っています。
『日本は中露軍艦の「共同行動」を認めようとしないが、これは自らを欺く行為だ。孤立局面に陥ったことを正視出来なくなっている』
これが意味することは、先日このブログで報じました内容が「正しい」ことを意味していますが、これは日本政府からすれば絶対に認められない「事実」でもあるのです。
何故なら、これからロシア下院議長が訪日し、プーチン大統領訪日も実現させようとする時に、ロシア軍が中国軍と組んで尖閣諸島を狙いにきたということになれば、ロシア下院議長の訪日も飛びますし、プーチン大統領訪日もなくなるからです。
このため、今回の尖閣諸島問題では中国には強く抗議をしていますが、ロシアには通り一辺倒の申し入れしかしていません。そこを中国が強くついてきているもので、ある意味見事な戦略とも言えます。
このCCTVは最後に以下のような締めくくりをしています。
『日本は対話を強調しながら2面外交姿勢を取っているために、日本は(中日関係改善)の絶好の機会を失った』
これは今や対日強硬派である元駐日大使である王毅外相の意向がかなり働いていると言えますが、気になるのは最後の「失った」と過去形にしている点です。
これは極めて重要な言い方であり、事実上宣戦布告とも言える言い方であり、今後中国は日本に対してとんでもない攻撃を仕掛けてくるかも知れません。
それは軍事面だけでなく貿易面でも対日強硬路線を取ってくることもあり得、更には中国国内で反日デモを作り、日本との対立を作り上げ、日本爆買い訪問団を遮断することにつながるかも知れません。
中国との関係が今後極めて厳しくなることだけは確かであり、安倍総理の外交手腕が試されますが、果たしてうまくかじ取りが出来るでしょうか?
ロシアが中国と陰に陽に関係を出してくれば、日本はきりきり舞いすることになるかも知れません。
先日香港で面会しました中国政府に関係するビジネスマンも対日問題について強く述べていましたし、次回香港・マカオで会談する予定の中国人も中国政府の最高ランクに近いビジネスマンとも言われており、対日問題につき、どのような考えをもっているかじっくり聞きたいと思っています。
基本的には「政経分離」となりますが、果たしてどこまでこれが徹底されるか。
それは習近平国家主席の権力次第となりますし、習国家主席を引きずり降ろそうと画策している勢力との力関係次第となります。 GLOBAL EYEより
日本の外交の「へたくそさ」は今に始まったことではない。ロシアに対しても強く抗議する事も必要ではないでしょうか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年6月12日日曜日
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