2016年6月10日金曜日

インド首相、米議会で演説

訪米中のインドのモディ首相は8日、米上下両院合同会議で演説しました。同首相は、テロ対策の強化や航行の自由の確保などで米国とインドの緊密な安全保障関係が重要だと語りました。

モディ氏はインドのムンバイで2008年11月に起きた同時テロの際に米国が連帯したことに感謝を表明し「今も南アジアそして世界全体でテロが最大の脅威となっている」と強調。米印両国の安全保障上の協力を強め、テロリストをかくまったり、支持、支援したりする者を孤立させる政策をつくるよう訴えました。

また、今の世界は経済的機会とともに政治的複雑さがある世界だとし、支配ではなく協力の促進、孤立ではなく規範の尊重が重要だと指摘しました。

同氏は米印の強力なパートナーシップがアジアからアフリカ、インド洋から太平洋にかけて平和と繁栄、安定を根付かせられると語り、南シナ海の進出を強める中国を念頭に、米印の連携が商業の海上交通路の確保に役立つと述べました。

インドの力強い経済成長が米印の繁栄に新しい機会を作っているとし、相互に投資を強める事を呼びかけました。

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