がん探知犬やセンチュウによる前立腺がん発見の事例など、科学的に体臭が不健康のシグナルとして働くことは明らかになりつつあるのですが…。無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんは、「身体が死に向かう時の匂いがある」と、ご自身が人や動物の死に際して感じたという独特の「匂い」について綴っています。
暮らしと科学:死の匂い
先日、実家の猫が25年の大往生をして、それを見届けました。
思えば自分がまだ生意気盛りの学生のときに、先代の猫が死んでまいっているときに、颯爽と現れて家猫に居座ったラッキー猫なのですが、実家から離れても実家に帰る用事は主に猫の世話というくらいには、愛着をもっていました。そして猫も自分のことを仲間であると認識していたようで、自分が到着したとたんに気が抜けたように急激に弱っていき…というか踏ん張って生きる感じが消え、死の準備をしている感さえありました。そしてあれよあれよと3日で最期を迎えました。
去年は猫白血病にかかってしまった猫を保護して介護、そして見送ることになったりと、2年連続で猫の死と対面してきたというのもあり、そこでやはりというか気がついたひとつに匂いがあります。
このメールマガジンでも何度か紹介している「体臭」。不健康のシグナルとして体臭に現れることから、体臭ケアはまず健康からそして病気や肥満といったものも体臭として出るというのは、わりと知られた事実です。アメリカでは癌を呼気中から犬に見つけさせるという実験がある程度成功し、興味深い検査法が出現しつつあるとか、センチュウが前立腺癌を見つけるとかそういうニュースが増えていますね。
自分は何人か、明日死ぬという人を見てきましたが、そこで感じた「匂い」と猫からも発せられていた「匂い」はほぼ同じ感じではないかと感じます。
もちろんキー物質がなんなのかも不明ですし、あくまで自分の主観なので科学的とはぜんぜん言いがたいのですが、明らかに「死の匂い」を感じることがあります。しいて言えば加齢臭の奥に、松ヤニを焦がしたような匂いとでも言えるのですが、明らかに加齢臭とか老人臭に紛れて、ぐっとくるヤバさを感じる匂いがある気がします。
おそらく身体が死に向かう時になんらかのホルモンなり特異な生理活動から、そうした匂いになるのだろうと思うのですが.
これが終電や早朝の電車に乗っていると、たまに、まだ40代そこそこのオッサンが、疲れて座っているだけなのですが、横に座ると、かすかに同じ「死の匂い」を感じることがあるのです。
過労からの突然死がちょいちょい話題になりますが、身近な人の危険な兆候は、案外体臭でわかるのかもしれません。 MAG2NEWSより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年6月17日金曜日
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