国連安全保障理事会は22日、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル2発を発射事を受けて、非公開の緊急会合を開きました。議長国のラメク国連次席大使は会合後、全ての国が強い懸念を表明した事を語りました。
緊急会合は、日・米・韓の3ヶ国が開催を要請しました。ラメク氏によると、安保理の15ヶ国すべてが北朝鮮に対する制裁を実践する重要性とともに、事態の平和的、外交的、政治的な解決を求めました。
安保理は、発射を非難する報道機関向けの声明を検討していますが、この日はまとまりませんでした。ラメク氏は数日中にも声明を採択される見通しを示しました。
ハク国連事務総長副報道官は同日の会見で、ミサイル発射は国際社会の一致した意志に挑戦する、ずうずうしい無責任な行為だと批判。
北朝鮮による核兵器と弾道ミサイルの開発は安全保障を弱めるだけで、国民生活の改善にはならない、北朝鮮は朝鮮半島の非核化へと方向を変えなければならないと述べています。
北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、中距離戦略弾道ミサイル「火星10」の試射に成功したと報じました。朝鮮労働党金正恩委員長が立ち会ったといいます。
朝鮮中央通信によると、発射実験は最大射程を想定し、高角発射で行われ、ミサイルは最高高度1413.6㌔まで上昇し、400㌔先の目標水域に正確に着弾しました。
同通信は大気圏への再突入段階での着弾の耐熱性能も検証されたと伝え、戦略弾道ミサイルに不可欠な再突入技術を確保したという認識を示しました。
北朝鮮のチェ・ソンヒ外務省米州局副局長は22日、中国・北京で開催中の国際会議「北東アジア協力対話」に出席し、核開発と経済建設を同時に進める、「並進路線」の正当性を改めて訴えました。その上で北朝鮮核問題をめぐる6ヶ国協議は「死んだ」と述べ、協議再開の可能性を一蹴しました。韓国の聯合ニュースが北京の消息筋の話しと伝えました。
会議に出席した日本の金杉外務省アジア太平洋州局長や米国のキム北朝鮮担当特別代表、韓国の金外務省北核外交企画団長は北朝鮮が22日に中距離弾道ミサイル「ムスダン」をみられるミサイルを発射したことに強く非難するとともに、北朝鮮の核保有を認めない立場を主張し、重ねて非核化を促しました。
これに対して、チェ副局長は米国に「敵視政策」の放棄や平和協定の締結を要求。世界が非核化されないうちは核を放棄できない。6ヶ国協議は死んだと反論しました。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年6月24日金曜日
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