カナダのトルドー首相は3日、同国を訪問していた中国の王毅外相が1日の記者会見で中国の人権状況を尋ねたカナダ人記者を非難した対応を問題視し、中国側に「不満」を伝達したと明らかにした。

トルドー氏は南部ウィニペグで記者会見し「言論の自由は私にとって極めて重要だ。われわれは厳しい質問をするのが記者の仕事だと知っている」と述べた。

カナダ人記者は王氏とカナダのディオン外相の共同記者会見で、中国の検察当局に国家機密詮索窃取罪で起訴されたカナダ人男性の事例を挙げ、人権や南シナ海の問題があるのになぜ両国関係を強化するのか尋ねた。

ディオン氏に対する質問だったが、王氏は激高し、「あなたの質問は中国に対する偏見に満ちており、傲慢だ」と反論。「全く容認できない。中国の人権状況について最もよく分かっているのは中国人だ」などとまくしたてた。夕刊フジより

人権問題の多い国と緊密な関係を構築するのは、いかがなものかと言いたくなる。