米ジョージ・ワシントン大学教授で中国政治が専門のデイビッド・シャンボー氏は、中国在住の友人から一通の手紙を受け取った。在中米国人である友人は、現代中国のかかえるさまざまな問題点を手紙にしたため、共産党崩壊の予兆についても記していた。
共産党崩壊前、海外に注意をそらす
「これまでに見聞したことをまとめると、中国共産党は近いうちに崩壊する可能性がある。きっかけは定かではないが、その前後に当局は何らかの手段を講じて国民の注意を海外にそらす。おそらく南シナ海の領有権問題か、台湾問題だ。
現在、中国における最大の問題は、食や空気、水などがすべて毒に侵されていることだ。巨大な資本が海外へと流出する原因は、人々が互いを信頼できないことにある。
中国の国債は28兆元を超えた。だが、中国で数字が操作されていることを知る人にとっては自明のことだが、この数字もまた、非常に保守的な数字に過ぎない。
中国当局は人民元を国際通貨にしたがっているが、この価値を知るものは誰もいないのだ。中国の法人税と個人への課税制度は完全に破たんしている。金融制度が不透明な点も、欧米とは状況が異なっている。実のところ、中国政府が紙幣を増刷する様子は、狂っているとしか言いようがない。
中国人は住宅を購入しても、そこに住む人はいない。彼らは賃借人を信用していないからだ。賄賂などの違法な手段に手を染める人間を除き、ほとんどの人たちは住宅に手が届かない。金持ちが不動産投資を行うのは、それしか自分の財産を守る方法がないからだが、不動産を購入したところで、実はそれも賃貸の一形態にすぎない。なぜなら、中国政府はいつでも理由を問わず土地を収用することができるからだ。
また、中国の建築物は作りが粗悪なため、都市部でひとたび大地震が発生すれば、百万単位の死傷者が出るだろう。
学校のメンツのため、学生は落第しても「合格」
私が住んでいるところの教育制度もひどいものだ。西側の人間は中国人学生が理数系において優秀であることは知っているだろうが、ほとんどの中国人学生は、学んだことを実際の問題に応用させる方法を知らないという点について、考えたことはないだろう。
中国人学生は質問するというすべを持たない。または質問するつもりがない。教授や教師は仕事する職員室がないから、放課後、学生は先生を見つけられず分からない問題の答えが得られない。だが、学生が試験に落第すれば教師のメンツがつぶれるため、結局は全ての学生が合格になる。
4年間の大学生活の終わりに卒業者数が全体の97%を下回るようなことになれば、学長のメンツは丸つぶれだ。中国の大学は驚くべき速度で学生定員を増やしている。2000年の大卒者は100万人だったが、現在は700万人だ。人々はこう問わざるを得ない。『彼らはどのように教師の質を維持しているのか?』
中国の実際のインフレ状況は政府発表のデータをはるかに超えている。例えば、私が住んでいる地方都市では、この3年間で物価は約2倍に上昇している。
収穫時期にリンゴ園に行ってきたが、リンゴには虫食い一つないのにショックを受けた。米国なら、法律によって収穫前の一定期間は農薬の使用が禁止されているはずなのに」 大紀元日本より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年6月3日金曜日
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