世界銀行は今年1月に予想しました世界の成長率を引き下げていますが、現在の膨大な金融緩和をしても成長率が伸びない現状をもっと深刻に考えるべきだと言えます。
いくら金融市場に数百兆円投入しましても、砂漠に雨のような状況となっており、効果が殆どないに等しいからです。
<2016年の世界全体の成長率:+2.4%(0.5ポイント下方修正)>
<2017年の世界全体の成長率:+2.8%(0.3ポイント下方修正)>
<2016年の新興国の成長率:+3.5%(0.6ポイント下方修正)>
<2016年の先進国の成長率:+1.7%(0.5ポイント下方修正)>
先進国の内訳は以下の通りです。
アメリカ 0.8ポイント引き下げ
ユーロ圏 0.1ポイント引き下げ
アメリカの成長率を大幅に引き下げていますが、にも拘わらず株は買われ、債券も買われ、不動産も買われるという状態になっており、極めていびつな状態になっており、これは完全に金融バブルと言えるのです。
このようないびつな状況はいつまで続かないとして動いたのがジョージソロス氏です。
株・債券を売り、金買いに入ったと報じられているのです。
世界経済成長が減速したのなら金融緩和をしたらよいというのは教科書的な政策ですが、それが利かなかったら?と今やなっており、ドイツ以外はどこも借金でこれ以上借金はできないとなっており、ならばどうするか?
マイナス金利を導入したらよいとなり、ヨーロッパや日本でマイナス金利政策が導入されていますが、ではその効果は?あるはずがありません。
ソロス氏は「マイナス金利政策が効果がないのならば金融市場は自ら自浄作用を出してくる」としてバブル崩壊を予想し、実物資産である<金の投資>に切り替えたのです。
今の一オンス1300ドル以下の水準は高値である一オンス2000ドルに比べ極めて安く、まずは一オンス2000ドルを目指し、その後下げの倍返しである一オンス3000ドルを目指すと見ているのかも知れませんが、今後金融バブルが崩壊すれば、金・ダイヤモンド・絵画等の実物資産は急騰することもあり得るのです。
いよいよ実物資産の本領が発揮される時が来ることになります。
膨大な金融緩和マネーが暴れ出すまでそう時間は掛からないかも知れません。
GLOBAL EYEより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年6月10日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿