「白紙」となったドナルド・トランプ米政権の駐韓米大使候補として、元在韓米軍司令官のウォルター・シャープ氏(陸軍大将・予備役)の名前が急浮上した。シャープ氏は司令官時代、北朝鮮への軍事作戦計画「5029」の策定に関わった人物である。トランプ大統領は、「従北」の文在寅(ムン・ジェイン)政権に怒りをためているとされる。朝鮮半島を熟知する「軍事のプロ」を新駐韓大使に抜擢(ばってき)すれば、対北攻撃を排除しないトランプ政権の断固たる覚悟を示すことになりそうだ。
「北朝鮮の微笑外交に目を奪われず、圧力を最大限強化していく」
安倍晋三首相とトランプ氏は2日夜、電話で1時間ほど会談し、対北朝鮮政策で一致した。日米、日米韓で連携して、北朝鮮による「制裁逃れ」に関する協力強化でも一致した。
両首脳が懸念するのは、韓国・文政権の「従北」姿勢だ。9日開幕の平昌(ピョンチャン)冬季五輪を理由に「南北協調」に前のめりになっており、国際的な対北包囲網から脱落寸前なのだ。
それだけに、次期駐韓米大使は注目される。
韓国政府からアグレマン(同意)まで得ていたジョージタウン大学教授のビクター・チャ氏の「内定」が先日、突然取り消された。トランプ政権との間で、北朝鮮政策をめぐる溝があったとされている。
チャ氏は「対北強硬派」として知られた。そんな人物が抵抗するほど、トランプ政権は激烈な対北姿勢を維持しているといえる。
韓国・中央日報(日本語版)は1日、急な人事変更を「米国強行策の信号」「米朝間の軍事的衝突の不吉な前兆」と社説で指摘し、別の記事で、新たな大使候補として「シャープ氏や、マーク・ナッパー大使代理などが挙げられている」と伝えた。
シャープ氏は2008年から11年まで在韓米軍司令官を務めた。「キャプテン(主将)」や「船長」を意味する「スキップ」の異名で知られる。
元NHKワシントン支局長で、米ハドソン研究所首席研究員の日高義樹氏は著書『帝国の終焉「スーパーパワー」でなくなった同盟国・アメリカ』(PHP研究所)で、シャープ氏が10年、米韓軍の対北朝鮮作戦計画「5029」策定に関わったと記している。
「5029」とは、どんな作戦なのか。
評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「北朝鮮が内部崩壊する事態を想定して、直ちに軍事介入して、最高指導部や大量破壊兵器を制圧するような内容が書かれていると考える」と話す。
トランプ大統領は1月30日の一般教書演説で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮の悪行の数々を並べ立て、「私たちを、この危険な立場に陥れた過去の過ちを繰り返さない」と言い切り、改めて北朝鮮への強硬姿勢を打ち出した。
トランプ氏の対北姿勢や、シャープ氏の駐韓米大使候補浮上をどう分析すべきか。
前出の潮氏は「トランプ氏は、一般教書演説で『very soon(非常にすぐ)』という表現を使い、北朝鮮の『核・ミサイル』が米本土に与える脅威を語っていた。脅威に対し、米国が行動を起こすことは間違いないだろう。当然、軍事オプションも含まれる。トランプ政権はある種の腹を固めていて、異論を唱えたチャ氏の大使内定を撤回した。次期駐韓米大使は、使命を背負って就任することになるだろう」と語っている。
infoseek newsより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2018年2月5日月曜日
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