イラクで部隊訓練

北大西洋条約機構（NATO）は5日、米国主導の有志連合による過激派組織ISの掃討作戦を支援する一環として、イラク国内で同国治安部隊に対する訓練を開始したと発表。NATOはこれまでヨルダンのイラク部隊への訓練を実施してきましたが、支援態勢を一段と強化。

当初はイラク部隊の30人前後を対象に、爆発物処理に関する訓練を行います。イラク国内での訓練は、昨年7月に開いたNATO首脳会談で合意しています。NATOは同10月からは、有志連合支援のため、早期警戒管制機(AWACS)をISとの戦闘地域周辺に派遣し、監視活動を実施。

ストルテンベルグ事務総長はテロとの戦いにおける最善の武器は、その国の部隊の訓練だ。イラク軍の能力が向上すればイラクは安定になり、中東全体の安定に繋がると指摘。