パキスタンの4つの州と2つの都市でテロが発生し、テロ組織の活動が広がっている事を示す事態です。
シャリフ首相の外交顧問サルタジ・アジズ氏は、過激派組織ISとも関係を持ってきたパキスタン・タリバンの一派「ジャマートゥル・アフラル」による犯行だと断定。同組織の本拠地がアフガニスタンにあるとして、同国に対して、取り締まりが不十分だと不満を表明。
軍は、アフガニスタンとの境界の検問所を閉鎖し、アフガニスタン外交官を召還し、76人のテロリストの引き渡しを要求。
英字紙ニューズは、アフガニスタンとパキスタンの緊張が高まれば、利益を得るのはテロ組織だけだとしてテロ一掃へ両国が協力することを求めています。
パキスタン軍は、昨晩(15日)以来、100人以上のテロリストを殺害し、相当数の人数を逮捕。
このような対応に、治安に対する軍指導部の軍事的アプローチを問題視する主張も出始めています。寛容や平和といったパキスタンの建国の理念を守りながらテロに立ち向かうべきだと主張。
他方、聖廟には以前から脅迫があり、当局が受け取らなかったとの指摘も出ています。
テロのあったセフワンに救急医療施設がなかったことも、死亡者を多くした要因ともいわれており。
地元病院の犠牲者を運んだのは、自家用車で、近隣の町から救急車が到着したのは1時間後のことだったといいます。
州都カラチの大病院へは軍のヘリや輸送機が犠牲者の輸送に使われました。ドーン紙はパキスタンは核保有国であると誇りながら公的医療機関が惨めな状態であると指摘しています。
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