2017年2月19日日曜日

中国製生地に制裁課税

【ワシントン=時事】米国際貿易委員会(ITC)は、中国の耐熱性を持つシリカ生地の輸出に補助金を支給し、不当に安く売っていると最終認定しています。これを受け、反ダンピング関税と、補助金に対する相殺関税の適用が確定しました。トランプ政権下で中国製品に対する関税が決まったのは3件目。

税率はダンピング関税が最大151.93%、相殺関税が最大165.39%。米商務省はトランプ大統領就任直前の118日に税率と適用方針を発表。

トランプ大統領は貿易赤字の削減を重要課題に掲げ、最大の赤字相手国の中国に積極的に制裁課税を適用する意向を示しており、中国の反発は目に見えています。

シリカ生地は工業製品などに使われ商務省によると、中国製品の輸入量は2015年に前年比29.0%増加しています。輸入額は0.6%減少しています。

ITC2月に中国製の道路舗装と肥料原料の不公平貿易を最終認定。いずれも制裁課税の適用が確定しています。

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