2017年2月19日日曜日

遺体即時引き渡し要求

【クアラルンプール=時事】北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使は声明を発表。クアラルンプール国際空港で殺害された金正男氏について、マレーシア政府に遺体の引き渡しを要求。さらに、マレーシア側がわれわれの許可や立ち会いもなく、一方的に検視を行ったと強く批判し、遺体の検視結果の受け入れを拒否すると強調。

金正男の殺害後、北朝鮮政府や国営メディアは事件に一切言及していません。声明は金正男氏の名前に触れていませんが、事件をめぐって北朝鮮から公式の反応が出たのは初めて。

大使は、金正男氏の死因を、心臓マヒ、とマレーシア側から伝えられたと主張、マレーシア警察高官と17日面会して遅滞なく引き渡すよう求めたものの、死因特定とは関係のない問題で拒否されたと語りました。

AFP通信によると、マレーシア法医学当局は、殺害に使われた毒物や死因の特定のため、遺体から採取した検体の詳細な分析を始めます。

当局は、遺体の引き渡しには金氏親族のDNA提供が必要としていますが、これまで引き取りを申し出た親族はいないといいます。

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