イラク議会、報復措置要求

イラク議会の外交委員会は29日、声明を発表しトランプ大統領令によるイラク人の入国制限に対して、報復措置を取るようイラク政府に求めました。

イラク政府はこれまでのところ、米国の措置に公式の見解を示していません。

議会の声明は、イラクは対テロ戦争の前線にいるイラク国民がこのように扱われるのは不公平だとトランプ政権を批判。

イラクに約5000人の米兵が駐留、過激派組織ISとたたかうイラク軍とクルド人部隊を支援しています。

同じくISと戦う民兵組織・人民動員隊は29日の声明で、米国人をイラクから追放する政府に求めています。人民動員隊イスラム教シーア派民兵が中心で、イランの支援を受けています。