地球温暖化で北極圏の氷が解け始め、周辺国が次々と資源開発に乗り出している。
ロシアは帝政時代から北極圏とそこに眠る資源に目をつけてきた。ピョートル大帝がシベリア沿岸の地図作製を命じたことがきっかけで、1730年代と40年代に「大北方探検」が行われた。プーチン大統領もその伝統を受け継ぎ、北極圏の開拓はロシアの使命だと言わんばかりに、北極海の100万平方キロに対して領有を主張している。自国の天然ガスの推定埋蔵量の9割、石油の6割が北極圏とその近辺にあるため、ロシアはほかに選択肢がほとんどないのだと、同国の石油・天然ガスの専門家は言う。
ロシアの今の苦境は、ごく単純なことです」と、モスクワの国家エネルギー安全保障基金のコンスタンチン・シモノフ代表は言う。「1960年代に発見されたガス田で、世界の天然ガス市場を牛耳ってきたロシアですが、そうしたソ連時代の巨大ガス田は生産量が落ちています。であれば、さらに北へ向かうのが合理的です」
ロシアは北極圏の油田開発にさらに期待をかけているが、そうした油田の近くにはパイプラインがない。ペチョラ海のロシア沖にあるプリラズロムノエは北極圏初の海上石油プラットフォームだが、ここで採掘された約500万バレルの原油は、タンカーに積まれ、時にはさらにほかの船舶に移される。こうした方法では原油流出のリスクが大幅に高まる。ロシア企業がこれまでに永久凍土帯へ流出させた原油は、350万バレル以上にのぼると、地元の複数の環境保護団体が告発している。 ナショジオより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年1月2日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁
金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...
-
インターネット 上には「掛けてはいけない電話番号」と銘打たれた、詳細不明の電話番号のリストが多数存在しています。それら電話番号と共に書かれている文面を見るに「掛けると死ぬ」「呪われる」「ドッペルゲンガー」「 宇宙人 」「貞子の電話番号」「花子さんの電話番号」などなど、いかにも恐ろ...
-
ホラー 映画『ファイナル・デッドコースター』で描かれるような遊園地での悲惨な死亡事故は、残念ながら現実でも起きてしまうことがある。今年8月には岡山県の遊園地で、走行中のジェットコースターの安全バーが外れ、乗客1人が負傷する事故が発生した。また、同日には大分県の遊園地でも、レールを...
-
人を殺した人と会う。 死刑囚 の実像に迫るシリーズ【3】 「“あの時”に 時間 を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも“あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」 昨...
0 件のコメント:
コメントを投稿