2017年2月17日金曜日

アフリカ東部、干ばつ

国連食糧農業機関(FAO)は、アフリカ東部で広がる干ばつで、穀物の収穫量が激減し、価格が異常なレベルに押し上げられている。東部の地域では住民に大きな負担がのしかかり、酪農家が危機的なレベルに直面しているという。

最新のFAO食料価格監視分析速報(FPMA)によると、アフリカ東部のエチオピア、ケニア、ソマリア、南スーダン、ウガンダ、タンザニアではトウモロコシやモロコシの価格が記録的なレベルにまで上昇しています。

南スーダンでは前年に比べて食料価格は3倍になっており、ケニアのトウモロコシ価格は1.3倍にまで上昇している。

また、ソマリアでは穀物収穫量が平年の1/4になる見通しで農村地域では半数以上の人達が飢饉に直面しているという。

FAOによるとアフリカ東部の作物収穫量は激減しており、昨年のエルニーニョ現象で干ばつが悪化したことや、降雨不足が干ばつの要因である。

エチオピアやケニア、ソマリアでは再び干ばつが起きていて、1200万人が飢饉に陥る恐れがあります。

穀物価格は異常高騰し、遊牧民にとっても難しい課題になっています。水と牧草地が不足しており家畜に影響を与えています。家畜の価格が下落し、収入減になっているという。

ソマリアでは山羊の価格が前年より60%も下落し、ケニアでも30%下落しています。

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