これに対して、ミャンマー政府は、ロヒンギャ武装組織を掃討する正当な作戦を展開していると反論しています。
報告書によると、国連の調査団はバングラデシュに逃れた204人のロヒンギャを対象に聞き取り調査を実施しています。このうち、96人の家族が殺害された他、性的暴行を受けたと証言しています。
報告書は、人道に対する罪に当たると指摘しています。ゼイド国連難民高等弁務官は声明で、ミャンマー政府は自国民に対する重大な人権侵害を直ちに停止すべきである。
一方、ミャンマー政府のソー報道官は、ロヒンギャは不法移民でありミャンマーの国民ではないと主張。ラカイン州で昨年10月国軍部隊が襲撃され少なくとも12人が死亡した事件や警察署が襲撃され9人が死亡した事件を挙げ、武装した犯罪者に対して、規定に従って治安回復をしていると主張しています。
米CNNは3日、昨年10月の襲撃事件を実行したロヒンギャ武装組織、信仰運動指導者へのインタビューを放映しており、この中でウタ・ウラーと名乗る指導者は、10月の襲撃は刀や斧を使った。今度はその時奪った武器で、軍・警察に対して使う。われわれ弾圧者と政府を攻撃し続けると語っています。
ソー報道官はCNNのインタビューでラカイン州の人々は治安部隊と過激主義者の両方を恐れながら暮らしていると指摘しています。
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