AUは、モロッコからの独立を求める西サハラ住民の民族自決権を支持する立場を変えることなく、モロッコの加盟を認めた形になりました。
モロッコは1984年に、AUの前身であるアフリカ統一機構(OAU)から脱退しました。OAUが、SADRの加盟を認めたことに反発したためです。OAUは2002年に改組されAUが発足しましたが、アフリカ地域の国でモロッコだけが唯一加盟していませんでした。
首脳会議ではAUではAU加盟54ヶ国中39ヶ国がモロッコ加盟に支持を示しました。現地からの報道によれば、アルジェリアや南アフリカなど10ヶ国が反対しました。
加盟国の多くが支持した背景には、モロッコ企業がここ数年、金融サービスや住宅建設などアフリカ諸国への投資を増やし、経済関係が強まっていることがあります。
首脳会議に出席したモロッコ国王モハメド6世はアフリカとモロッコはお互いに不可欠だと強調。西サハラ問題について大陸を分断する事は望まないと語り、状況悪化させない姿勢を示しました。
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