昨年12月24日に開かれたベトナム国営放送「VTV」放送大賞でベトナム戦争当時の韓国軍による民間人虐殺問題を扱ったドキュメンタリー「最後の子守歌」がドキュメンタリー部門奨励賞を受賞したと2日伝えられた。ベトナム現地で韓国軍による民間人虐殺を扱ったドキュメンタリーが製作され、国営放送会社の放送大賞を受賞したのは異例の事である。ベトナム政府はベトナム戦終戦以後、民族統合と和合を最優先課題とし、この過程でかつての韓国軍による虐殺問題は公論化しない基調を維持してきた。
「最後の子守歌」の背景は、1966年に韓国軍の青龍部隊が南ベトナムのクアンガイ省ビンホア村で行った虐殺で、この虐殺で民間人430人が亡くなる。虐殺当時生後6ヶ月だったトアヌンイア氏(50)は銃弾に倒れた母親の腹の下でかろうじて生き残ったが、雨水とともに流れ込んだ弾薬のため失明した。この話は子どもをしっかり抱きしめた母親を彫刻した、ベトナムピエタ像のモチーフなった。
ドキュメンタリーは昨年11月3日から5泊6日の日程でベトナム平和紀行に参加した韓国人参拝団
30人あまりの姿も含まれた。ビンホア虐殺50周年の慰霊祭が開かれた12月2日、トアヌンイア氏を訪れた韓国人参拝団が「犠牲者の墓の前で心が痛んだ」と涙を流し、トアヌンイア氏が参加者の手を握る姿は”和解”と慰労というドキュメンタリーの核心メッセージを伝える。
ドキュメンタリーは過去16年間に渡り「ごめんなさい、ベトナム」運動をリードしてきた韓国ベトナム平和財団のク・スジョン理事、2015年ベトナム民間人虐殺被害者として初めて韓国を訪問したウンウイェントロン氏、「ベトナムピエタ」彫刻像を製作したキム・ソギョン、キム・ウンソン夫婦の姿を照らしていた。
ベトナム戦争当時、韓国軍による民間人虐殺は80件、犠牲者は9000人に達する。韓国政府は未だに韓国軍によるベトナム民間人虐殺を認めていない。
韓国もベトナム戦争時に、多くの民間人を虐殺したではないか、日本が韓国から慰安婦問題をしつこく問題視する前に、ベトナム戦争時の民間人虐殺の被害者に補償をしなければならないのではないでしょうか。 ハンギョレより
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
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