有事に金正恩を排除

韓国国防省は4日、ファン・ギョアン首相に対する2017年の国防政策報告で「有事の際、北朝鮮指導部を排除」する特殊部隊を今年の早い時期に創設すると明らかにしました。最高司令官、金正恩朝鮮労働党委員長を直接狙う特殊部隊は19年の創設を予定していましたが、北朝鮮の核ミサイル開発の加速を受け、前倒しする。

韓国軍は朝鮮半島有事を想定し、ミサイル攻撃を防ぐため北朝鮮の関連施設などに先制攻撃する、キルチェーンや韓国型ミサイル防衛(ＫＡＭＤ）、北朝鮮指導部を狙って直接反撃や報復を加える作戦計画（ＫＭＰＲ）の準備を進めます。

特殊部隊はＫＭＰＲの任務を遂行する実働部隊として創設。核攻撃の兆候を察知した場合、平壌に侵入し、核兵器使用の権限を持つとされる金正恩氏を含む指導部幹部を排除する任務を持つという。