2017年1月1日日曜日

金正恩委員長、ICBM試射「準備が最終段階」

朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は1日、今年の施政方針にあたる「新年の辞」を発表した。正恩氏は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射について「準備が最終段階にある」と表明。「米国とその追随勢力の核の威嚇と恐喝が続く限り、年次的というベールをかぶせた戦争演習騒動を中止しない限り、核武力が中核の自衛的国防力と先制攻撃能力を強化する」と強調した。

ソウルの駅で北朝鮮の金正恩委員長の新年の辞に関するニュースに見入る人たち(1日)=AP
ソウルの駅で北朝鮮の金正恩委員長の新年の辞に関するニュースに見入る人たち(1日)=AP

ラヂオプレスによると、演説は朝鮮中央テレビなどで北朝鮮時間の同日正午(日本時間同日午後0時30分)に始まり、約28分間続いた。正恩氏は黒っぽい背広にネクタイを締めて、メガネをかけて演説に臨んだ。

正恩氏は「水素爆弾試験や各種攻撃手段の試験、核弾頭爆発試験が成功裏に実施され、先端兵器の研究開発も活発だ」と指摘。「ICBMの試験発射の準備が最終段階になっているのをはじめ、祖国や民族の命運を守護する軍事的な担保が準備された」と強調した。

また、南北関係については「関係を改善し、北と南の間にある軍事的な衝突や戦争の脅威を解消するため、積極的な対策を立てなければならない」と指摘。一方で「(北朝鮮の)変化に期待をして実施される(韓国側の)不純な反共和国謀略騒動や敵対行為は遅滞なく中止されるべきだ」と強調。「朴槿恵(パク・クネ、大統領)のような反統一の売国勢力のうごめきを粉砕するための全民族的な闘争を力強く広げるべきだ」と主張した。 日経新聞より

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