シロクマの残留性有機汚染物質(POPs)濃度が非常に高いレベルで続いていることが分かったと、イタリアノミラノ・ビコッカ大学の研究チームが科学誌「エンバイロメンタル・トキシコロジ-・アンドケミストリー」に発表。
POPsは、絶縁油や溶剤をはじめ広い用途にもちいられたPCB(ポリ塩化ビフェニール)や殺虫剤のDDT(ジクロロジフェニトリクロロエタン)など環境の中で残留性、毒性が高い有機化合物です。
汚染源から遠く離れた北極でも、環境や生物を汚染している事が確認されています。ストックホルム条約で、製造や使用、排出が規制されいますが、残留性が高く、汚染が続いています。
研究チームは、シロクマなどを対象に行ったPOPsに関するこれまでの研究成果をもとに、危険性を評価しました。その結果、シロクマのおとなは安全とされる値の126倍、子どもは同じく1355倍であることが分かったといいます。
研究チームはPOPsを含む母乳を飲むことで、子どもの危険性が高くなっているとみています。
シロクマは、地球温暖化によって北極海の氷が融解することで生息数が減少しており、絶滅が心配されます。POPsはその懸念をより大きくする可能性があります。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年1月7日土曜日
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