2017年1月9日月曜日

釜山慰安婦像問題、駐韓大使の復帰日程が日韓関係を占う試金石

2017年1月7日、韓国・聯合ニュースによると、釜山の日本総領事館前に慰安婦少女像が設置されたことで、日本政府から一時帰国の指示を受けた長嶺安政駐韓大使が9〜10日ごろに帰国する見込みだ。

日韓関係に精通した外交筋によると、「岸田文雄外相が欧州訪問を終え帰国する11日に先立ち、日本政府は週明けに長嶺大使を呼び戻す方向で日程を検討中」と伝えられた。

聯合ニュースは、「日韓関係は来週重大な節目を迎える見通しとなった」とし、「総領事館前の少女像移転の見通しが立たない状況で、長嶺大使の帰国後、(日本から韓国ソウルへの)早期復帰の有無が、日韓対立が拡大するか早期に鎮静化に向かうかを占う試金石になる」と伝えた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「もう戻って来なくていいよ」

「韓国政府も駐日大使を呼び戻せ」

「少女像撤去の代わりに、大使館を撤去しろ」

「少女像にしてもTHAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル、中国が韓国の設置決定に反発している)にしても自国の土地に設置するのに、なぜ外国から圧力を掛けられなければならないのだ」
「これをきっかけに、(慰安婦問題の日韓合意で)日本から受け取った10億円を返して、合意を破棄しろ」

「今は国自体が混乱し、さらに国の中枢が事実上機能していない状態だ。相手の挑発にむやみに反応するのは、さらに不利な状況になる。静かにしている方が良い」

「屈辱的な結果にならないことを願う」

「日本がここまでの対応に出るとは驚いた」

「合意内容に少女像撤去が含まれていたと言うが、本当にそんなことまで含まれていたなら、合意を行った韓国政府が間違っていたことになる。今の状態は合意内容を守らない私たちに問題があって、大使を一時帰国させるという措置はかなり深刻に受け止めなければならない」
「歴史的に見て日本は憎むべき国だが、目に見える少女像を設置するのではなく、実力で日本に打ち勝とうとする心が必要だ。感情より理性を持とう」  レコードチャイナより

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