2016年7月31日日曜日

日中経済は「互恵」関係、わが国も「日本なしでは立ち行かなくなる」=中国




中国経済は1978年の改革開放をきっかけに著しい発展を遂げた。2010年に国内総生産(GDP)の規模で日中は逆転し、中国のGDPは今や日本のGDPの約2倍の規模に達した。今なお成長を続ける中国経済だが、グローバル化が進んだ今、中国も日本なしでは立ち行かなくなるのは明白だ。

中国メディアの緯度財経はこのほど、「日本経済は3回目の“失われた10年”に突入しようとしている」と主張する一方、日本は今なお「もっとも豊かな先進国の1つであり、日本人はもっとも教養のある国民である」ということは忘れてはならないと論じた。

記事は、日本は国土が小さく、資源も乏しい国だと指摘する一方、戦後の復興から短期間で世界第2位の経済大国に成り上がった国だと指摘。その経済的な実力は米国に次ぐ水準だと指摘し、中国にとっても重要な貿易パートナーの1つだと論じた。日本は中国から大量の商品を輸入しているとしたほか、日本は今なお中国に巨額の直接投資を行っていると紹介。また、日本は1979年から中国に対して政府開発援助(ODA)を提供し、中国の発展を援助した国であると紹介した。

また記事は、日本経済の世界に及ぼす影響力は今なお大きく、中国も日本経済なしでは立ち行かなくなると指摘。そのため、日本と中国の関係は「互恵」であり、両国ともに世界経済の発展における原動力だと主張、日中はともに友好的に経済を発展させるべきだと論じた。

記事が日本によるODAに言及しているのは評価できる点だ。外務省によれば、1979年から始まった対中ODAは13年度までに有償資金協力(円借款)を約3兆3164億円、無償資金協力を1572億円、技術協力を1817億円など、総額約3兆円以上のODAを実施した。すでに有償および無償の資金協力は終了しているが、こうした日本の協力が中国で広く知られるようになることは喜ばしいことと言えるだろう。  サーチナより

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