香港返還19年

香港の英国から中国への返還19年に当たる1日、香港民主派による大規模デモが香港島で行われました。中国当局によると政治的圧力が強まる中、参加者は返還後の香港の現状維持を取り決めた一国二制度の堅持を訴えました。地元メディアによると､民間人権陣線（民陣）は､昨年の4万8000人を大きく上回る11万人が参加したと発表。警察発表は1万9300人でした。

デモ隊は香港島内の公園から政府本部まで、繁華街を約3㌔に渡って行進。行政府トップ、リョウ行政長官の辞任や選挙制度改革の再始動を求めたほか、中国本土の、禁書を扱っていた書店関係者の失踪事件を受け､香港の言論や出版の自由が危機にさらされていると主張。