オランド・ハーグの仲裁裁判所は29日、南シナ海の領有権紛争をめぐるフィリピンが中国に対して起こした国際仲裁手続で、7月12日午前11時(日本時間同日午後6時)をめどに判決を下すと発表しました。
2013年に提訴したフィリピンは、中国が南シナ海で主張している九段線について、国連海洋法条約に違反すると訴えています。判決が九段線の違法性に関して、明確な判断を下すかが大きな焦点となります。
また、中国がスプラトリー諸島で整備を進める人工島の基盤となる岩礁の一部について、フィリピンは、もともと満潮時に海面に下に沈む「低潮高地」にすぎないと主張。この周辺を自国の領土と見なす中国と真っ向から対立しています。
仲裁裁判所は昨年10月、岩礁が「低潮高地」に当たるとかなどについて管轄権があると判断。九段線の管轄権については判断を保留しました。
中国外務省の洪副報道官は29日、南シナ海の領有権をめぐる国際仲裁裁判所の判決が7月12日下されると公表されたことを受けて談話を発表し、「仲裁裁判所には管轄権がなく、審理を進行すべきでなく、判決を出すべきではない」と反対する考えを示しました。
談話は、フィリピンによる仲裁裁判提起が、一方的で国際法に違反していると強く非難。中国は領土問題と海域境界の紛争において、第3者による解決方式を受け入れないと主張し、判決が出ても、拒否する方針を示しています。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2016年7月1日金曜日
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