海洋研究開発機構と香川大の研究チームは、沖縄の南方にある琉球海溝のプレート境界にある構造を小さな地震の観測を通じて明らかにし、22日付きの科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表しました。
琉球海溝南部では1771年に八重山地震(明和の大津波)が起き、約1万2000人の死者が出たと推測されています。
それ以外にも、大津波が数百年周期で繰り返し起きたことが、堆積物の調査で分かっています。大地震・津波の仕組みの解明が進めば、防災に役立つと期待されます。
琉球海溝では、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいます。海洋機構の新井研究員らは、2013年に石垣島と西表島の陸上や周辺の海底に地震計を計36カ所設置し、小さな地震を観測。さらに海洋機構の研究船「かいれい」を使い、船底下の地質構造を調査しました。その結果、八重山地震の大津波はプレート境界断層の浅い部分か、境界断層から海底方向に分岐した断層によって起きた可能性が高いことが分かりました。
境界断層のより深い部分では、普段から断続的に小さな地震が起き、滑っていると推定されます。
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