実際の死者は数百人か
12日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカが閩清県の住民に対し取材を行ったところ、ある住民は知り合いの中だけでも、分かっているだけで10人以上が死亡したと語っている。政府当局は死亡者の遺体を発見次第、火葬場に送っており、実際の死傷者は数百人に上ると見られている。
別の被災者によると、坂東鎮では橋げたや樹木の枝など、あちこちに洪水で流された人の遺体が架かっているが、地元政府の発表した死亡者数は明らかにおかしいという。
(閩清県周辺を空撮した映像を公開した新浪微博)
あるネットユーザーは「私の彼は今、災害ボランティアに出ている。実際の死亡者数は数百人どころではなく、彼によると、この2日間、火葬場には大型トラックに乗せられた相当数の遺体が、ひっきりなしに運び込まれている。閩清池園鎮の住民である火葬場職員が彼にこっそりと、この2日間で700~800人の身元不明の遺体を焼いたと教えてくれた。運び込まれた遺体は、死亡者ではなく全て行方不明者として処理されており、遺体の身元確認作業に入ることは許されていない。とにかく休むことなく焼き続けている」と現地の様子を明らかにした。
急激な増水はダム放水か 大量の水が突然押し寄せる
陳と名乗る人物は、当局はダム放水を隠していると疑っている。なぜなら、豪雨による水かさならじわじわと上昇するものだが、今回はドッと急に流れてきたためだ。今回の災害は「天災と人災のどちらなのか」と、陳氏は訝しげだ。
しかし、当局は今回の放水計画を隠匿して何の警報も出さず、洪水対策の準備も呼びかけなかったため、閩清の住民は何も知らず避難行動を取らなかった。洪水が迫ってきたとき、たった一時間で水位が建物の一階まで上昇し、多くの人が逃げ遅れた。
地元住民の蔡さんは、2階から洪水が迫ってくるのを見て、「世界の終わりが来た」と思ったという。押し寄せた洪水が路上や建物の一階にいた人たちを飲み込み、車や家屋も押し流してしまった。
ある被災者は、今回の災害が人災だということを閩清の人全員が知っていると、当局に対する怒りをあらわにした。
坂東鎮は今全面封鎖されて、一般市民が町の外に出られないし、救助隊の人も町に入る前に携帯を没収されてしまうという。大紀元日本より
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